二十五番札所は本尊を楫取延命地蔵菩薩とする津照寺。
通称「津寺(つでら)」と呼ばれており、今昔物語にも登場します。
弘法大師が四国を修行している折り、この山の形が宝珠に似ていることから霊地であると感得し、延命地蔵菩薩像を彫造し寺を開創したと伝えられています。
この記事に書いてあるコト
津照寺のご詠歌と概要
津照寺のご詠歌
法の舟 入るか出るか この津寺 迷ふ吾身を のせてたまへや
長い間、この地の大名らの庇護や寄付を受け隆盛を極めた寺院でしたが、明治改革の際、所有するもの全てが政府に没収されるなどし、以後は荒廃してしまいました。
明治十六年には寺名復興となりましたが、昔のような栄華は戻らず現在に至っています。
本尊の楫取(かじとり)延命地蔵菩薩とは、その昔山内家初代一豊公が室戸沖で暴雨風により遭難しかけた際、僧が現れ船の楫をとり無事室津港に戻ることができた、僧の姿はなく、ともあれ津寺へお参りに行くと本尊地蔵菩薩の御体が濡れており、先の僧が本尊地蔵菩薩であったと悟った、という故事からなります。
津照寺の所在地と地図
寺名 | 津照寺(四国88箇所:第25札所 高知県) (しんしょうじ/sinsyouji) |
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住所 | 781-7102 室戸市室津2652-イ |
電話 | 0887-23-0025 |
宿坊 | 無し |
駐車場 | 駐車場:無料 バス:港の広場を共用 普通車:港の広場を共用 |
交通:鉄道 | 土佐くろしお鉄道ごめんなはり線 - 奈半利駅 (20.4km) |
交通:バス | 高知東部交通「室戸」下車 (0.5km) |
交通:一般道 | 国道55号 室津 (0.5km) |
津照寺:駐車場
津照寺の駐車場です。駐車場は無料となっています。
津照寺:山門
津照寺の山門です。
津照寺:手水場
津照寺の手水場です。
津照寺:鐘
津照寺の鐘です。
津照寺:本堂
津照寺の本堂です。
津照寺:納経所
津照寺の納経所です。
津照寺:御朱印・御影
四国八十八ヶ所霊場開創1200年を記念して、各寺院にて記念スタンプと記念御影をいただきました。各寺院にて1200年の記念スタンプ、そして赤の記念御影です。
これが津照寺の御朱印・霊場開創1200年記念スタンプ・記念御影にゃ
1200年記念スタンプは御朱印に。赤い御影が記念御影だにゃー!