御詠歌:六道を 兼ねて巡りて拝むべし 又後の世を 聞くも牛伏
札所七番は本尊を十一面観世音菩薩とする法長寺。牛伏堂ともいわれます。
行基菩薩が自ら彫造した観音像を有縁の地に安置しようと背負って巡教していたところ、この地まで来ると石のように重くなり、やむを得ず置いて行きました。
この記事に書いてあるコト
法長寺とは
時が立ち、牧童たちがここで草刈をしていると一頭の牛が現れ、伏して動かなくなりました。
その夜、観音様からのお告げがあり、翌朝牧童らが前日の草地を探すと十一面観音が立っておられたため、草堂を造り祀ったといういい伝えがあります。
もう一つの説は、承平天慶の乱で平将門に敗れた武士の家来がこの地で没しました。
悪心から将門と戦ったため、牛に生まれ変わってしまったといいます。
それを知った妻が尼となり観音様に仕えると、夫は苦しみから救われた、というもの。
牛伏堂という名の由来には諸説あるようですが、境内には牛が伏せた石像があります。
平賀源内設計とされる本堂は秩父札所最大のもの。
本堂の中に観音堂があるという珍しい構造になっています。
法長寺:訪問記
秩父34箇所観音霊場の札所07番 法長寺へ行ってきました。その訪問記です。
法長寺:駐車所
普通車:可、マイクロバス:可。とても広い駐車場でした。
法長寺:山門
法長寺の山門です。
法長寺:本堂
法長寺の本堂です。植木がとてもキレイに剪定されていました。
絵馬がかかっていました。
法長寺:納経所
納経所です。施設すべてがきれいでした。
御朱印
平成26年(2014)は、日本百番観音秩父34ヶ所観音霊場の午歳総開帳の年にあたり、こちら「法長寺」の御朱印にも「午歳総開帳」の印が押されています。
牛伏堂のとおり印も牛が伏せています。
法長寺の次の寺は「西善寺」
- 法長寺の次の寺:西善寺
- 距離は約「1.9」」km
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法長寺アクセスと地図
寺名 | 青苔山 法長寺(せいたいさん ほうちょうじ) |
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所在地 | 埼玉県秩父郡横瀬町横瀬1508 |
電話番号 | 0494-22-1921 |
本尊 | 十一面観世音菩薩 |
宗派 | 曹洞宗 |
アクセス | バス:西武鉄道・西武秩父駅から西武観光バス「松枝・長渕・根古屋ゆき」12分、「横瀬橋」下車徒歩10分。 06番から:徒歩11分(0.9km) |
駐車場 | 普通車:可、マイクロバス:可 |