四十番札所は本尊を薬師如来とする観自在寺。
ここから伊予国(現・愛媛県)に入り、「菩提の道場」となります。
一番札所の霊山寺から最も離れたところにあり、「四国霊場の裏関所」とも呼ばれます。
大同二年、平城天皇の勅願により、弘法大師はこの地で本尊の薬師如来と輪木寺の阿弥陀如来、十一面観音菩薩の三尊像を彫造し、開創されました。
この記事に書いてあるコト
観自在寺のご詠歌と概要
観自在寺のご詠歌
心願や 自在の春に 花咲きて 浮世のがれて 住むやけだもの
天皇は「一切経」と「大般若経」を奉納、毎年勅使を遣わし、護摩供を修められました。
こうしたことからこの地方を「平城」と呼ぶようになります。
寛永十五年、京都・大覚寺の空性法親王が四国巡拝の際に訪れ「薬師院」の因業を授けました。
当時は七堂伽藍に末寺四十八、寺領二千数百石という隆盛ぶりでしたが、後の火災で観自在寺の堂塔は全て焼失しています。
観自在寺本尊は二度の災難を逃れ、現在、本堂に安置されています。
観自在寺の所在地と地図
寺名 | 観自在寺(四国88箇所:第40札所 高知県) (かんじざいじ/kanjizaiji) |
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住所 | 798-4110 宇和郡愛南町御荘平城2253-1 |
電話 | 0895-72-0416 |
宿坊 | 定員40名,要予約 |
駐車場 | 駐車場:無料 バス:3 普通車:20 |
交通:鉄道 | 土佐くろしお鉄道 宿毛線 - 宿毛駅 (18.0km) |
交通:バス | 宇和島バス 宇和島・城辺・宿毛線 「平城札所前」下車 (0.2km) |
交通:一般道 | 国道56号 御荘栄町 (0.7km) |
観自在寺:駐車場
観自在寺の駐車場です。駐車場は無料となっています。
観自在寺:山門
観自在寺の山門です。
観自在寺:手水場
観自在寺の手水場です。
観自在寺:鐘
観自在寺の鐘です。
観自在寺:本堂
観自在寺の本堂です。
観自在寺:納経所
観自在寺の納経所です。
観自在寺:御朱印・御影
四国八十八ヶ所霊場開創1200年を記念して、各寺院にて記念スタンプと記念御影をいただきました。各寺院にて1200年の記念スタンプ、そして赤の記念御影です。
これが観自在寺の御朱印・霊場開創1200年記念スタンプ・記念御影にゃ
1200年記念スタンプは御朱印に。赤い御影が記念御影だにゃー!