御詠歌:つみとがも 消えよと祈る 坂ごおり 朝日はささで 夕日かがやく
札所十一番は本尊を十一面観世音菩薩とする常楽寺。
この記事に書いてあるコト
常楽寺とは
開創については、行基菩薩が関東を巡教中、この地にある岩に十一面観音を感得し、その姿を彫り安置したという説のほか、天照大神、春日明神、八幡大菩薩、妙見大菩薩、蔵王権現と名乗る五人の翁が守護していた楠で行基菩薩が十一面観音を彫造し、安置したという説などがあります。
往時は栄えたといいますが、明治十一年(1878年)の秩父大火で焼失。
現在の観音堂、庫裡はその後に再建されたものです。
病平癒と長寿の守護仏として知られます。
ご利益に因んで納経所では秩父産の延命茶が販売されています。
また、現在は曹洞宗ですが、かつては天台宗であった名残で元三大師を祀ってあり、1月3日には厄除元三大師の縁日が開かれます。
本尊の縁日である4月20日は辰歳と巳歳生まれの守護本尊・普賢菩薩の縁日も兼ねており、祈願に訪れる人で賑わいます。
常楽寺:訪問記
秩父34箇所観音霊場の札所11番 常楽寺へ行ってきました。その訪問記です。
常楽寺:駐車所
普通車:可、マイクロバス:可。
道路に面したアスファルトの駐車場は入りやすく、また止めやすいパーキングです。
常楽寺:参道
駐車場からぐるっとわまり参道を歩きます。
江戸時代には、観音堂、仁王門をがあったすばらしい寺でしたが、明治11年の秩父大火で焼失してしまったそうです・・・
常楽寺:本堂
秩父のメイン国道の前にあるお寺ですが、参道を登るとひっそりとその本堂はあります。
周りは木々に囲まれ、すぐ近くを走る道路とは世界が違うみたい。
毎年1月3日には厄除け元三大師の縁日が開かれています。
常楽寺:納経所
御朱印
平成26年(2014)は、日本百番観音秩父34ヶ所観音霊場の午歳総開帳の年にあたり、こちら「常楽寺」の御朱印にも「午歳総開帳」の印が押されています。
常楽寺の次の寺は「野坂寺」
- 常楽寺の次の寺:野坂寺
- 距離は約「1.3」」km
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常楽寺アクセスと地図
寺名 | 南石山 常楽寺(なんせきざん じょうらくじ) |
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所在地 | 埼玉県秩父市熊木43-28 |
電話番号 | 0494-22-2190 |
本尊 | 十一面観世音菩薩 |
宗派 | 曹洞宗 |
アクセス | 電車:西武鉄道「西武秩父駅」、秩父鉄道「秩父駅・御花畑駅」からそれぞれ徒歩15分。 10番から:徒歩15分(1.1km) |
駐車場 | 普通車:可、マイクロバス:可 |