秩父34箇所観音霊場（埼玉県秩父市）

御詠歌：昔より 立つとも知らぬ 今宮に 参る心は 浄土なるらん 札所十四番は本尊を聖観世音菩薩とする今宮坊。 縁起では弘法大師が一刀三礼して聖観音像を彫造し、堂宇を建立したのが始まりとされます。 今宮 ...

御詠歌：御手(みて)に持つ 蓮(はちす)のははき 残りなく 浮世の塵を はけの下寺 札所十三番は本尊を聖観世音菩薩とする慈眼寺。脇仏は阿弥陀三尊。 開創は定かではありませんが、本尊は行基菩薩の作とされ ...

御詠歌：老いの身に 苦しきものは 野坂寺 いま思い知れ 後の世の道 札所十二番は本尊を聖観世音菩薩とする野坂寺。 その昔、絹商人がこの地を通りかかったとき山賊に襲われ、夢中で南無観世音を唱えました。 ...

御詠歌：つみとがも 消えよと祈る 坂ごおり 朝日はささで　夕日かがやく 札所十一番は本尊を十一面観世音菩薩とする常楽寺。 常楽寺とは 開創については、行基菩薩が関東を巡教中、この地にある岩に十一面観音 ...

御詠歌：ひたすらに 頼みをかけよ 大慈寺 六つの巷の　苦にはかるべし 札所十番は本尊を聖観世音菩薩とする大慈寺。 本尊の他にも多くの仏像、金銅製の子育観音像、地蔵菩薩、十一面観音像が安置されています。 ...

御詠歌：巡りきて その名を聞けば明智寺 心の月は くもらざるらん 札所九番は本尊を如意輪観世音菩薩とする、臨済宗南禅寺派の明智寺です。 明智寺とは 建久年間、行基菩薩作の如意輪観音像を明智禅師がこの地 ...

御詠歌：ただたのめ まことの時は西善寺 きたりむかへん 弥陀の三尊 札所八番は十一面観世音菩薩を本尊とする西善寺。文暦元年の開創といわれています。 かつては浄土系あるいは天台系の寺院だったようですが、 ...

御詠歌：六道を 兼ねて巡りて拝むべし 又後の世を 聞くも牛伏 札所七番は本尊を十一面観世音菩薩とする法長寺。牛伏堂ともいわれます。 行基菩薩が自ら彫造した観音像を有縁の地に安置しようと背負って巡教して ...

御詠歌：初秋に 風吹き結ぶ萩の堂 宿かりの世の 夢ぞ覚めける 六番札所は本尊を聖観世音菩薩とする卜雲寺。 『武州秩父郡札所第六番荻野堂本尊並開基縁起』によると、本尊の聖観音は武甲山熊野権現社に祀られて ...

御詠歌：父母の 恵も深き語歌の堂 大慈大悲の 誓たのもし 札所五番は准胝観世音菩薩（じゅんていかんぜおんぼさつ）を本尊とする臨済宗南禅寺派の語歌堂。 語歌堂とは その昔、財産家である本間孫八という人物 ...