女子大生さくらのパワースポット探検隊

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秩父34箇所観音霊場(埼玉県秩父市)

お遍路用品

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お遍路、巡礼などをする場合、これだけは揃えておきたい、お遍路用品をチェックしてみました!

この記事に書いてあるコト

数珠

数珠は念珠ともいいます。

念仏の回数を数えるために珠を爪繰る目的のものでもあります。

百八の煩悩を払拭する意味で、珠の数は108個です。

秩父霊場巡礼用の数珠があるわけではないので、お手持ちのものを使うことができます。

合掌の手に掛けるときは、最初に右手は中指、左手は人差し指に掛け、三回ほどすり合わせるのが正しい所作とされています。

遍路の際には色々と身に付けるもの、持参するものなどがありますが、昔のように何日も歩いて巡るのとは違い、電車や自動車、自転車などで行かれる現代ではその多くが省略されつつあります。

しかし、霊場にお参りに行くのに数珠は必須です。

菅笠

往時のように、長い期間を掛け自らの足で巡る歩き遍路は少なくなり、公共交通機関やバスツアー、自家用車、自転車などで霊場巡りをすることも多くなった現代です。

遍路用品の菅笠は強い日差しを遮る帽子であり、雨風を凌ぐ傘の役目をします。

つまり歩き遍路で役立つ道具といえます。

「迷故三界城(=迷うが故に三界は城なり)」、「悟故十方空(=悟るが故に十方は空なり)」、「本来無東西(=本来東西は無く)」、「何処有南北(=何処んぞ南北あらんや)」、弘法大師を表す梵字、「同行二人」の文字が書かれた笠がお遍路専用ですが、無地のものもあります。

境内では脱がずにお参りすることが許されています。

輪袈裟

数珠や笠と違い、輪袈裟とは普段の私たちの生活には馴染のないものです。

その文字の通り、輪の形状をした袈裟ですが、通常の袈裟を省略して身軽に着られるようにしたものです。

長い月日の掛かる歩き遍路がもっぱらであった時代に巡礼しやすいようにと、お遍路さんは首から掛ける輪型の袈裟を身に付けました。

現在、自転車などで巡礼する際は、荷物や腕にからむこともあるので注意が必要です。

食事やお手洗いの際には取り外すのがマナー。

外したときには床や下に置かず、上座や机上に置くようにします。

お遍路や巡礼というものに観光というイメージが強くなった昨今、それらしい身支度は殆ど省略されていますが、せめて輪袈裟だけはと身に付ける人も多いようです。

白衣

「はくい」ではなく「びゃくえ」といいます。

巡礼のときに着用する白い装束です。

秩父34ヶ所霊場は一巡が約100キロあります。

このくらいの距離であれば「命がけ」ということもないかもしれませんが、昔は長い道のりを歩いて巡礼する間、行き倒れになることを覚悟した人もいました。

西国33ヶ所の巡礼道は約1000キロ、四国88ヶ所になるとそれ以上になります。

いつそうなってもいいように、死装束として白衣を着るようになったという説のほか、仏前では皆平等であるという意味から皆が白い装束を着たという説などもあります。

現在では洋服の上から脱ぎ着のしやすい袖の無いタイプ(笈摺=おいずる)を着る人をよく見かけます。

遍路道には急勾配の坂道であったり、路面が荒々しかったりと、難所とされる道もあります。

そんな時には杖があると体や足腰の負担が軽減されます。

巡礼で使われる杖は金剛杖といい、弘法大師の分身であると考えられています。

道中、常に大師様と一緒であると、慰めや励みにして歩むのです。

現在ではトレッキングポールを持参する人も多いようです。

やはり出来るだけ荷物は少なくコンパクトにするのが好ましいので、折り畳み式のトレッキングポールは便利かと思います。

注意点は、場所によっては杖の使用を禁じているところもあります。

路面や路肩を傷めるなどの理由からですが、注意書きなどの確認と厳守は心がけましょう。

頭陀袋

頭陀袋とは僧侶が修行の旅で経文や食器などを入れ、首から掛ける袋です。

巡礼では納経帳や経本、数珠など参拝に必要な品々をまとめて入れる袋として必要になります。

たすき掛けのタイプのほか、手がフリーになるリュックタイプのものも市販されています。

杖を持って歩いたりする場合はリュックタイプがいいかもしれません。

いわゆる物を入れる袋なので、持ち運びしやすい手持ちのリュックやバッグで代用することもできます。

秩父霊場では一通りの用品を一番札所、十三番札所、十八番札所及び秩父札所連合会事務所で取り扱っています。

通信販売も行っていますので、必要な用品は予め用意しておきましょう。

経本

遍路は各札所のご本尊にお経を奉納し信仰を深め、特別の恩寵にあずかろうというものです。

参拝の際の読経は経本を手に行うのが正式なマナーとなります。

中には全てを暗記していて、経本を見なくてもいいという人が居るでしょうが、必ず持参して下さい。

市販されている経本にはサイズや価格の種類が多いようですが、遍路では出来るだけ小さく軽いものがおすすめです。

お安いところでは数百円から入手できます。

経本に記された般若心経は3000以上もの経典があるという仏教経典の中で最も広く普及したもの。

一つ持っていれば、お遍路のときだけでなく、日常生活のふとしたところでお経に触れることもできます。

納め札

納め札とは参拝の証として各札所を巡拝するごとに一枚ずつ奉納するものです。

巡拝年月日、住所、氏名、願い事を記入し本堂に納めます。

いわばお遍路さんの名刺のようなもの。

100枚つづりで市販されています。

もともとは木でできた札で、参拝に来た折り、その札を寺に打ち付けていました。

文化財として貴重な寺院に釘で打ち付けたり、のりで張ったりするのは不都合なため、現在では専用の箱が設置され、そこに納めるようになっています。

また、参拝の回数により札の色が変わります。

霊場により異なりますが、初回から数回の参拝であれば白い札、回を重ねるごとに青、赤となっていきます。

納め札には予め記入しておくといいでしょう。

参拝日は「〇月吉日」で構いません。

住所は町名まで、年齢は数え年を記入します。

納経帳

参拝とお経を納めた証のご朱印やお墨書きを頂くための帳面です。

これはスタンプ帳とは異なるもので、何回お参りに来ても同じ一冊に重ね印をして使い続けていくというもの。

朱や墨が写ってしまわないよう和紙などで作られたもので、普段使いのノートや手帳などで代用するという種類のものではありません。

規定以外のものには納経を頂けない場合もあります。

探せるのであれば、出来るだけコンパクトなものがおすすめですが、秩父霊場では一番札所、十三番札所、十八番札所及び札所連合会事務所で取り扱っていますのでそちらを利用するといいでしょう。

初めての参拝で勝手を知らず、せっかくお参りにきてもご朱印などを頂かず帰ってしまう人も居るようです。

必ず納経所に立ち寄り、ご朱印を頂きましょう。

-秩父34箇所観音霊場(埼玉県秩父市)

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